引き継ぐこと。
嬉しかったこと。
父が使っていた古いカメラがあって、もう長い間、誰も使っていなくて勿体無いなーと思いつつ、仕舞い込んであったのですが、先日、母の断捨離の波に飲み込まれて捨てられそうになっていました。
思わず慌てて止めたものも、私もマニュアルカメラ使わないしなーと悩んでいて、駄目元で知り合いの方にお尋ねしたところ、一度状態を見て見ますね。ということで、送らせていただくことに。
でも、勢いで聞いてみたものの、冷静になって見てみるとなかなかにお古な感じで、その人はライカの立派なの使ってるし、大丈夫かなーやっぱり聞かなきゃよかったーと後悔しつつ、えいっと送ってしまいました。
その方から今日連絡があり、時間をかけてお手入れしていただいた甲斐もあって、無事に全部のカメラが行き先が決まったようです。
こんなボロいの送っても良いのだろうかーという心配もあったので、ホッとすると共に、思った以上に嬉しかったです。
修理好きな人や、元撮鉄の方や、色々な方を巻き込んでしまったようですが、誰かがどこかで、引き継いで使ってくれることが、すごく幸せな気持ちになりました。
なんだか近頃は、使い捨てのものや、買い換える前提のものが多かったりしますが、なるべく自分で修理したり、自分でできない時は誰かの力を借りつつも、一つのものを長く大切に使っていけたらいいなと思いました。
器も同じで、割れてもくっつけられるし、欠けても継げるし、直して使っていくと愛着も増していくので、日常でどんどん使って、どんどん欠かしてもらえたらと思います!
そんな思いから、欠けた器のご相談いただいた時は、金継ぎをさせてもらっています。
これから、どんどん継いだ器が好きな人が増えていったら嬉しいです。
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